世界の藤田嗣治作・油彩画「猫十態・眠る猫」

世界で最も有名な日本人画家の一人・藤田嗣治の肉筆油彩画「猫十態のうち眠る猫」です。　藤田の筆が速かったことは有名ですが、この絵も人が見ている前であっという間に仕上げたとされています。　画布の表裏にサインがあり、表には稀少な左手の手形印が捺されています。（藤田作品の手形印はほとんどが右手の手形です）　額縁に貼られた鑑定シールは藤田の盟友の画家・東郷青児と秋田県立美術館の創設者・平野政吉のものです。【藤田嗣治】（1886-1968年）　洋画家。東京出身。東京美術学校（現・東京芸大）卒。フランスに渡り、乳白色の下地に面相筆を用いて日本の伝統的な描線を活かした独自の画境を開き、エコール・ド・パリの一員としての地位を築いた。　晩年、フランスに帰化。フランス最高の勲章・レジオンドヌールを受賞。代表作「猫」など。【東郷青児】（1897-1978年）　人気洋画家。甘い美人画で一世を風靡した。二科会会長。芸術院賞。文化功労者。勲二等旭日重光章。藤田嗣治とは二科会設立当初から共に顧問を務めた盟友で、藤田作品の多くの鑑定を行っている。【平野政吉】（1895-1989年）　米穀商で秋田県内有数の資産家。藤田嗣治の芸術に傾倒し、その多くのコレクションを基に平野政吉美術館（現・秋田県立美術館）を創立した。藤田嗣治とはその戦前・戦中の帰国中、行動を共にし、藤田作品の鑑定人の一人。※立派な鑑定者が付いており、サイン・印章とも正しいので当方は真作として扱っておりますが、現在の公式鑑定を経ていないので、特価にてお譲りいたします。（藤田作品は大変高額の評価です）※参考資料①、②は東郷青児と平野政吉の他作品鑑定シールです。F10号画寸：天地38㎝×左右45.5㎝額寸：天地㎝49×左右56.5㎝

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